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Question:
教材ならではの見出しのつけ方ってありますか? パンフレットやチラシなどの販促ツールではなく、学びや教材における「見出し・タイトルのつけ方・ポイント」みたいなのがあれば教えてください。
(質問者:Kさん)
Answer:
ご質問ありがとうございます。
以前、「教材作りに必要なのはロジカルライティング」というコラムでも記載したのですが、まずは、教材作りで使うライティングスキルと、セールスやプロモーションで使うライティングスキルは別物である… ということをお伝えしておきたいと思います。
大まかに言うと
- 教材作りには・・・ロジカルライティング
- セールスやプロモーションには・・・エモーショナルライティング
を使います。
このように、教材(テキスト・ワークブック・マニュアル等)を作るにあたっては、それにふさわしい「型」や「思考」があります。
今回ご質問の「見出しやタイトル」についても同様で、教材作りにおける「見出し・タイトルのつけ方」のポイントはこれです。
見出しやタイトルを見ただけで、学習者が
- その内容が具体的に想像できるものであること
- 何をすれば良いかがわかるものであること
この視点で考えると、以下のような「型」が検討できます。
教材の見出し・タイトルの4つの型
1. 「~~は**である」(要点集約型)
→例:「教材設計をするときは3つの目線で考える」
2. 「~~を**する」(アクション提示型)
例:「オリジナルテンプレートを作ってみよう」
「教材の定義を理解しよう」
3. 「~~を**する方法」(手段訴求型)
例:「テキストの読みづらさを解消する方法」
4.「なぜ~~は**なのか?」(理由解説型)
例:「なぜテキスト作りにPPTを使うのか?」
「1:要点集約型」と「2:アクション提示型」は極めて教材的です。
「3:手段訴求型」と「4:理由解説型」はエモーショナルライティングにも見られる型ですが、論点が明確になるので教材でも使うことが多いです。
なお、このタイトルや見出しの「型」は、できるだけ1冊・1章などを通して統一できると、受講生側に「学ぶリズム」が作られるため、より学習しやすいものになります。
ぜひ参考にしてみてください!
回答者:矢澤 典子
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